ものの価値と人間の価値
Aというものがあったとする。
わかりにくいので、メロンで考える。
そのメロンは、スーパーで980円で売られている。
15個くらい並んでいる。
そのメロンの価値は980円である。
と、ほとんどの人が何気ない日常の中、そう思って生きているはずだ。
だけど本当にそうか?
今度は、全く同じメロンが隣のスーパーでは1280円で売られていたとする。
そのメロンの価値は、、、?
では、次の一文を加えてみる。
980円で売られていたスーパーでは朝から今まで5個売れていて
1280円で売られていたスーパーでは朝から1個しか売れていない。
では、そのメロンの価値は?
色んな答えが出るかもしれないが、
少なくとも、後者で買った人にとっては1280円の価値があったはずだ。
何か特別なお祝いに使うかもしれない。
つまり、だ。
メロン一つとってみても、人によって価値が違うはずなのだ。
それでは、人間の価値は?
そんなの、答えが出るはずもないのだ。
前述の通り、人によって答えが違ってあたり前なのだから。
もちろん、自分の価値を高める努力はするべきかもしれないが
そもそも、自分の価値が分かる人を探す方が合理的なのかもしれない。